デジタル印刷とオフセット印刷について
ボラネットには、デジタル印刷とオフセット印刷のクリアファイルがあります。
どちらも印刷方式を表す言葉で、それぞれの特徴があります。部数や予算、ご利用シーンによって最適な方法をお選びいただけるよう、ボラネットのデジタル印刷とオフセット印刷の違いについて解説いたします。
-
印刷手法による違い
こちらは、ボラネットのデジタル印刷とオフセット印刷による違いをまとめた表です。
これから各印刷手法の特徴について解説していきます。デジタル印刷• オフセット印刷• 対応部数 デジタル印刷10~500枚※A4クリアファイル スタンダードの場合 オフセット印刷100~20,000枚※A4クリアファイル スタンダードの場合 印刷品質 デジタル印刷 ○ 一般的なオフセット印刷品質 (AM175線) オフセット印刷 ◎ 高精細印刷 (AM300線相当) 耐久性 デジタル印刷○ オフセット印刷◎ 増刷割引 デジタル印刷✕ オフセット印刷○
-
オフセット印刷について
オフセット印刷とは、平版印刷のひとつで商業印刷物をはじめ多くの印刷物で用いられている印刷方式です。
- 特徴1.印刷が細やかで再現性が高い
- オフセット印刷の大きな特徴は、印刷の再現性の高さ。人物写真や細かい文字などをキレイに印刷することができます。
- 特徴2.ロットが増えるほど価格メリットが出る
- オフセット印刷の場合、印刷するためには版が必要となります。
そのため、商品にもよりますが、100枚、200枚と作成する場合には、固定費がある分、単価が高くなってしまいます。
ですが、1度版を作れば、100枚でも10,000枚でも印刷が可能なため、数量が多くなるほど、単価が安くなる傾向があります。
例)A4クリアファイル スタンダード フルカラー+白の場合の価格(税込み)
100枚 300枚 500枚 オフセット印刷 100枚税込:31,944円 300枚税込:37,026円 500枚税込:42,515円 デジタル印刷 100枚税込:15,400円 300枚税込:33,990円 500枚税込:52,250円 - ★ボラネットならではのポイントはココ!★
AM300線相当のこだわりの高精細印刷 -
ボラネットのオフセット印刷は、こだわりの高精細印刷。
一般的なオフセット印刷は、175線で印刷されることが多いですが、ボラネットでは全てAM300線の高精細印刷です。
そのため一般的な175線のオフセット印刷と比較して、より細かく印刷することができます。その仕上がりは、きめが細かく、鮮やかで、深みがあり、クリアな透明感を表現できます。
※AM300線:1インチ(25.4mm)に300本の線が描写できる細かさ。
-
デジタル印刷について
デジタル印刷とは、版を使用せず、データから紙などの印刷媒体に直接印刷をする印刷手法です。
- 特徴.小ロットでも、費用を抑えて作成できる
- オフセット印刷の場合、版が必要となるため、印刷枚数が少ないと割高になるというデメリットがありました。
このデメリットを克服した印刷手法がデジタル印刷です。
版を作製する必要がないため、印刷枚数が少なくても費用を抑えることができます。
ですが、1枚1枚の印刷費が大きく変わらないため、制作枚数が増えてくると、オフセット印刷商品との価格逆転が生じてきます。
※商品にもよりますが、ボラネットの場合、300~400枚位で差がなくなってきます。
例)A4クリアファイル スタンダード フルカラー+白の場合の価格(税込み)
10枚 100枚 500枚 オフセット印刷 10枚非対応 100枚税込:31,944円 500枚税込:42,515円 デジタル印刷 10枚税込:7,172円 100枚税込:15,400円 500枚税込:52,250円 - ★ボラネットならではのポイントはココ!★
安心のオフセット印刷品質 -
デジタル印刷=オンデマンド印刷と思われがちですが、ボラネットのデジタル印刷は、正確にはデジタルオフセットと呼ばれる印刷手法を用いています。
オンデマンド印刷も、版を必要とせず、必要な時に必要な量で印刷できるという点では同じですが、従来のオンデマンド印刷の場合、細かな絵柄やグラデーションの再現など、印刷の品質がオフセットと比較して劣ってしまうというデメリットがありました。
デジタルオフセット印刷は、このオンデマンド印刷とオフセット印刷のデメリットを克服した、お互いの良い所を掛け合わせた印刷手法になります。
ボラネットでは、オフセット印刷と同様の機構を持つ印刷機を使用することで、見当精度が高く、網点の密度もAM175線相当のオフセット印刷に近い品質でクリアファイルを作ることができます。
- 展開B2サイズまでのクリアファイルが作れる
-
一般的なオンデマンド印刷の場合、A3(297×420mm)より一回り大きいサイズまでが、印刷可能サイズの限界でした。
しかし、ボラネットのデジタルオフセット印刷の最大印刷可能サイズはB2サイズ(515×728mm)。
さらに、クリアファイルの素材であるPPに印刷ができるのはボラネットならではの大きなポイントです。
印刷可能サイズが大きいため、ファイルバッグや、A4ダブルポケットファイルなど、展開サイズの大きな商品も作成することが可能です。
それぞれどんな時に向いているの?
- ■デジタル印刷に向いているもの
- ・10枚、100枚といった小ロットで作りたい時。
- ・頻繁にデザインを変えたい時。
- ■オフセット印刷に向いているもの
- ・印刷の再現度、きれいさにこだわりたい時。
- ・耐久性も重視している時。
- ・初回は小ロットでも、リピートでロットが増える時。
どちらが良いか迷われた際は、お気軽にボラネットのスタッフにご相談ください!